1月23日(水)

2019年1月の勉強会は
堀田カーペットさんの工場見学と
会長、社長様のご自宅の訪問でした。

カーペット業界や畳業界は、NHKのダニ問題報道以来
壊滅的な打撃を受け、
ダニが生息している「ダニのすみか」
という烙印を押されてしまいました。

人を刺すツメダニが問題なのではなく
アレルギーの原因となるコナダニに注目すべき
だという考えは今でも浸透していないようです。

医師や看護師などの団体からの提言により
カーペットはダニの生息場所と断定され、
フローリングへの切り替えは急速に進みました。

堀田会長もおっしゃっておられたように
アレルギーの原因をカーペットと断定するのは
大きな間違いです。

多くの場合、寝装品に(特に掛け布団、毛布)
に原因があり床材の影響は非常に少ないことが
西宮市の環境局からも発表されています。

それにも関わらず完全な室内のクリーン化を
目指して、今も脱カーペットがすすんでいます。

一方で、高齢化に伴うお年寄りの骨折(特に大腿骨)
が問題になっています。高齢者は簡単に骨折してしまいます。

カーペットの持つ、優しさ、室内環境をクリーンにする
効果にもう一度注目すべきだと私も考えます。

汚れ、耐久性の実証をご自身の自宅とご子息の自宅で
見せていただいたのは有意義でした。

インテリアコーディネーターとして
正しい知識を顧客に伝えることは
重要だと感じています。

バリアフリーも大事ですが、体にやさしい床材の方が
高齢者の住宅として適している
と考えたほうがいいのではないかと
感じさせる貴重な体験でした。

工場で説明してくださる堀田会長

(報告:山崎圭一郎)

投稿日:2019 年 1 月 25 日