4月の勉強会「IKEAでホームステージングはじめの一歩」に参加させていただきました。

普段の業務で、モデルハウスに家具や小物をセッティングすることが時々ありますが、ホームステージングのルーツや活かし方など、専門的な知識はありませんでした。

ホームステージングはアメリカ発祥で、家具が入っていない物件は、借り手や購入者がほとんどつかないという住宅事情があり、海外では当たり前の流通販売促進ツールになっているのだそうです。
それを行うことで3倍のスピードで買い手がつくことが多く、ホームステージングは付加価値でありながら、導入すれば大きなメリットがあるということ。
また、家具や小物が入ることで、理想のライフスタイルや暮らしの想像がしやすく、お部屋の広さを実感出来るといった、買い手側のメリットも大きいようです。

そして、ホームステージングを導入するにあたっては、ペルソナを意識し、インテリアスタイルを作る、家具は仕入れと配送をうまく使うのがポイントだそうです。

インテリアコーディネーターの醍醐味であるスタイリングは、個々の感覚とセンスが表れますが、竹川先生によるストアツアーの中で、「1室の中にいくつかの明かり溜まりを作る」ということや、「家具や小物は、入室した際の動線や目線を意識したレイアウトにする」ことなど、ちょっと意識するだけで見違えるスタイリングになる様々なポイントを実践で教えて頂きました。

今回のセミナーは、机上だけでなく、IKEAのストアショールームで、目で見て感じて感覚を養うという、大変貴重な学びの機会を頂きました。
ホームステージングというツールがこれからますます普及していけば、一般の方のインテリアへの関心も増し、業界全体の底上げになっていくのではないかと感じました。

最後は「フィーカ」(お茶の時間)でおもてなし頂き、あっという間の楽しい勉強会でした。
ありがとうございました。

№391 川島 絵理