9月19日(水)

今回の講座は、今までには無い雰囲気の中で、始まったのではないかと思います。
何故なら、先生の作られた小さなあかりを囲んでの講座だったからです。
この度の講師橋田先生は、あの照明器具メーカー、Maxray(マックスレイ)勤務を経て、現在の照明塾の塾長をされています。
活動の一部に、あかりバンクと言うものが有り、手作りのあかりで「暗く寂しい夜の病院を心温まる場所に」と言うミッションを持ち、病院・介護施設等に癒しのあかりを届けていらっしゃるとの事。
確かに、子供ホスピスに届けられた照明器具の数々は、入院先の子供達だけでなく、スライドをみている私達をも、ほっとさせてくれるものでした。
又、先生のお話を見聞きしながら、思い出した事がありました。
私の妹が心の病を患った時、日中~夜に変わる夕暮れ時の時間帯を、彼女は「ご褒美の時間」と呼んでいました。どうやらその時間は、心が落ち着くらしいのです。
その時の光は、先生の作るあかりの雰囲気と似ていました。
私自身、照明器具選択には、機能性とデザインばかりにこだわってしまいますが、もしかしたらもっと奥深い空間の、人と光の調和に目を向ける必要があるのでは・・と思わせてくれた2時間でした。
有難うございました。

(報告:中筋恵子)

投稿日:2018 年 10 月 9 日