5月24日(金)
色の道を作る
講師:勝馬 ちなつ氏
インテリアのカラーに特化した
カラーコーディネート
のあり方についてのお話でした。
冒頭でチェックポイントとして
5つの項目の提案がありました。
1.住宅は床、壁、天井のコーディネート
2.木部(家具)のカラー分析
3.イメージの確認
4.ドアノブ素材など細かいディテールの分析
5.採光(窓の大きさや方向)と照明光の確認
これらは、示唆に富んだチェック項目だと
感じました。
演題の「色の道をつくる」という考え方は
まず、ベースカラーまたはベーストーンを決め
類似、同一色相で7割をコーディネート
すると、他はどんな色を持ってきてもOK
という考え方です。
具体的には,色の3属性の分析から始まり
建材の色の分析、を経て「色の道を作る」
という手順で進めます。
インテリアカラーについてはいろんな理論が
あるようですが、理論的な裏打ちがあり
自由度の高い実用性の高い理論だと思いました。
講演を聴いて、カラーのコーディネートは
インテリアでは重要な部分だと感じました。
色の分析では特に低彩度のカラーに関して
眼の訓練が必要だと聞いたことがあります。
現場では商品の決定時に
思う色がないことがよくあります。
そんなときでも、カラーを分析をして
少しでもコーディネートされた
空間が提案できるように
勉強していきたいと感じました。
(報告:山﨑圭一郎)
投稿日:2019 年 6 月 9 日