11月12日(水)グランフロント大阪にあるコイズミ照明ライティングラボ大阪にて「今どき!ライン照明事情を学ぶ!」に参加させていただきました。コイズミ照明さんのライン照明は、万博会場の玄関口である大阪メトロ夢洲駅や、淀屋橋駅、堺筋本町駅など身近な公共施設にも多く採用されているとのこと。

もともと私自身のなかでライン照明とは大規模な建築物に設計士がデザインの一部として採用するというイメージでした。今回講師をしてくださったコイズミ照明の福山さんから、勉強会の冒頭に「近い将来、住宅にもライン照明が取り入れられることが多くなっていくのでは」とのお話しがあり、興味が湧きあがりました。

近頃の住宅はLDK空間を広くとり、同じ空間にいながら家族が各々異なることをする傾向にあるため、従来の「一室一灯」から、「多灯分散」と言う考え方になっており、そういう面でもライン照明は広いLDK空間にスッキリ配置できるということが分かりました。

スッキリとスリムなデザインのため、カーテンボックスに仕込んだり、天井の端寄りに一本線のラインで空間をつなぐ効果として使ったり、空間演出として提案の幅がすごく広がるなと感じました。

私自身、「ダウンライトをどのように配置しよう?」「明るさは足りているか?」といった部屋の使い方の変化や、人によって感じ方が異なる点で、照明計画で悩む機会が多くありました。ダウンライトや、ダクトレール以外に、ライン照明で新しい提案をしてみたい!と思うことができました。

ライティングラボ大阪では、実際に8畳のお部屋の空間内で照明器具の「色温度」「集中配置と分散配置」「壁からの距離」などを実際に比較することができ、どのように感じるのかが大変分かりやすく貴重な体験ができました。また、LDKに見立てた空間で、ライン照明や間接照明などの点灯を切り替え、シーンに合わせた空間演出も体感出来ました。お客様にも体感していただきやすい非常に魅力的な施設でした。

今回得た知識を生かして、もっと積極的に空間演出として照明提案を行いたいと感じた勉強会でした。有意義な勉強会を企画、開催してくださりありがとうございました。

会員番号415 西宮登喜子