去る11月27日
ICA関西主催の ザ・プリンス京都宝ヶ池 館内見学ツアー&ランチ会に参加しました。
ザ・プリンス京都宝ヶ池は初めて訪れるホテル。加えて、日本を代表する近代建築の建築家、村野藤吾氏の建築とのことで、期待に心弾みます。集合時間よりも30分早く着いてしまいました。
まず、
全体のスケールの大きさに圧倒されました。通常、広い土地に大きな建物を建てる。それだけでスケールが大きいと感じがちですが、なんて言うんでしょう、、、空間の使い方がとても贅沢なんです。
それは全てが曲線で構成されているから。唯一ファサードのモニュメントだけが直線的でその存在感を際立たせていました。内部も設計者の意図をダイナミックなディテールで表現されています。
また、近代建築とありながらも何故かレトロ感を感じてしまう。
きっと、マテリアル(建材)が、今では、豪華すぎて、あまりお目にかからないものであったり、手が込んでいる職人技が光るものだったりするからでしょうか。。例えば、金が散りばめられたゴールドルームのモザイクタイルや大理石で構成される柱や曲線のサーキュラー階段のある大空間のホールなど。
BARのアイアン門扉はアールデコのdesignであり、とても手が混んでいました。
楽しみにしていた茶室も、四季折々の庭と茶室が一体化され、一つのしつらいになっています。
驚いたのは、天井が竹張りになって透かしから空調の温風が。。空調のガラリをつけずに、全館空調を実現しているのです。
他にも、細部に趣向が施され、とても見応えのある空間でした。
その他、スイートルームの色使いや家具の事、広く見せる工夫など、コンシェルジュの澤村様のご案内で大変勉強になる時間を過ごさせて頂きました。
あっという間の2時間でしたが、感想を書ききれない充実した時間でした。
ありがとうございました。
尾野実菜子