5月の勉強会は 門真市にある栗原木工株式会社様で行われました。
座学チームと工場見学チームに分かれての交代制で、じっくりと造作家具について学ばせて頂きました。
座学では、商業施設から住宅、さらには東大寺の1250年法要 奉納プロジェクトのアートオブジェなど、栗原木工様の多岐にわたる施工例を拝見し、最新の木工技術に驚愕!
そして、私たちICにとっても身近な キッチンの造作事例について、最新の木材事情とともに解説頂きました。
参加者からの質問に、講師の栗原様が具体的な数値を示して、お答え頂き、とても参考になりました。
続いて、工場見学へ。
最新の木工機械に、みなさん興味津々です。
一本の角材が機械の中へ・・・
これが↓
こうなって出てきました↓
もっといろいろ見てみたくなります。
工場内を案内頂いたスタッフの方も私たちの質問に対して、丁寧に、時には他の職人さんにも確認しながらじっくり解説してくださいました。
東大寺の1250年法要で奉納された、木のアートオブジェは 直径2メートルの球体なのですが、こちらも最新機械と職人技の融合で実現したものとのこと。
栗原木工様のHP内で詳細ご覧いただけますが、曲木ではなく、木を削りだすという手法で組み上げています。
工場内には模型が残っており、みなさん食い入るように見ておりました。
現在も 東大寺 大仏殿 回廊の出口付近で設置されていて、9月末まで展示予定とのことです。
早く見に行かねばっ。
すっかり予定時間をオーバーしてしまいましたが、まだまだ興味は尽きず、名残惜しい気持ちのまま、無事終了いたしました。
公園のシナノキにも 俄然興味がわきはじめます。
栗原木工様、企画委員のみなさま、この度は本当にありがとうございました。
長橋佳代子